保育士のうつ病

保育園に2~3人!?意外に多い「保育士のうつ病」(段階編)

前回は、うつ病が意外と身近な病気であることを実際の割合つきでご紹介いたしました。

うつ病と保育士が特に関連あることには、驚きでしたよね。

では、このうつ病を放っておくとどのようになってしまうのでしょうか。今日はうつ病の段階について詳しく見ていこうと思います。

保育士のうつ病
保育士のうつ病

うつ病における4段階

うつ病がひどくなっていくステップには4つあると言われています。

1:前駆期

まず1つ目が、前駆期と呼ばれる段階です。

前駆期とは、うつ病になりかかった段階のことです。

今まで普通にできていたことが、だんだんできなくなってきます。いざやろうと思っても、辛いなぁとか、めんどくさいなあとか、ネガティブに思う感情が先に出てしまいます。

最近ミスが多くなってきた、外に出かけるのがおっくうである、という感情がみられます。

2:極期

2つめが、極期です。

極期とは、うつ病の様々な症状が現れる段階のことです。

例えば、めまいや頭痛などの身体にあらわれる症状を自覚するようになったり、悲しい気分になる、死にたくなるなどの精神的な症状が生まれます。

判断が正常な時には、何か少しおかしいなと思ったら周りの人に対して援助を求めることができるのですが、この状態にある人は、周りに援助を求めるということもできなくなってしまいます。

3:回復期

3番目が回復期です。

回復期とは、うつ病の治療が始まり、少しずつですが回復に向かっている状態の段階です。

しかし、一度に治るわけではなく、良くなって、また悪くなって・・・と言う波を繰り返しながら回復していくため、自殺願望が強い人が多いと言われている時期でもあります。

良くなったと思って薬をのむのをやめたら、悪い状態の波がでてきてまた振り出しに戻った気分になる・・・という方が多くいます。

4:中間期

4番目が中間期です。

中間期とは、完全にうつ状態から治った段階です。長く回復期を経験してきた方には、本当にはればれとした気分になるでしょう。

しかし、治ったから安心というわけではなく、うつがまた再度繰り返さないために、普段の生活を気をつけていかなければなりません。

筆者

関西の保育園で、保育士としてはたらくアラフォー女性です。毎日、家事に育児に仕事に・・・と奮闘中です。

幼稚園、院内保育での勤務経験もあり。保育のコツや転職のコツについてご紹介していきます。

まとめ

うつ病は、正しい治療を受けてしっかりと休めば治る可能性も高い病気です。

個人差はありますが、大体治療始めてから1年以内に治る人が70%と言われています。

もちろん早く開始した分だけ早く治療が完了するということもありますので、少しおかしいなと思ったら早めに病院に相談するようにしましょう。

また、他の病気と違い、再度ぶりかえしてしまうことも多いので、自分の判断で薬を飲むのをやめたり病院に通うのをやめたりということをせずに、かかりつけのお医者さんと一緒に治療をして直していきましょう。

 

保育士のうつ病

保育園に2~3人!?意外に多い「保育士のうつ病」(エピソード編)

前回は、保育士に多いうつについて、具体的な割合をみてみました。

では具体的に、うつを経験した保育士さんはどのようにして体調を崩されてしまったのでしょうか?

今回は、うつになってしまった保育士さんのリアル体験エピソードをまとめてみました。

保育士のうつ病
保育士のうつ病

平均年齢が低い保育園に勤務するAさん

まずひとりめです。身も心も疲れ果てたAさんの話です。

「私は平均年齢が若い保育園に勤めていました。20代や30代の先生がとても多く、ベテランの先生はあまりませんでした。それと言うのも、毎年仕事が嫌になってうつ病でやめてしまう先生が多かったからです。私もうつになって退職してしまいました。」

毎年人が大量にやめてしまう保育園・・・とても怖いですね。自分だけは!と我慢するのではなく、早めの転職を考えたほうがよさそうです。

いきなり保育園にいけなくなったBさん

ふたりめは、ある日を境に保育園にいけなくなったBさんです。

「忙 しい仕事の中でも、ずっと頑張って保育園に通勤していたのですが、少し頭痛や吐き気がするようになったり、めまいを感じるようになりました。ある日職場の 近くで気分が悪くなってしまい、どうしても保育園に行くことができなくなってしまいました。それまでうつ病についてある程度調べていて、おそらくそうでは ないかな?と思っていたのでそのまま心療内科に行きました。そうすると、軽度のうつ病と神経症と言うふうに診断されました。」

体に不調が出るようになると、仕事に集中することもできませんし、何より将来的に、保育士としてのキャリアをなくしてしまうことになるかもしれません。

ごはんが食べれなくなったCさん

3人目は、食事にまで影響がでたCさんです。

「私 はうつ病になって食事が取れなくなってしまいました。病院に行ったら摂食障害と診断されたのですが、それから体重が10キロ以上おち、なかなか夜眠れなく なったり、過呼吸になったりと言う症状が出るようになりました。また、それだけではなく、もう死にたいというの自殺願望が浮かぶようになってしまい本当に 大変でした。こんな状態な状態になる前にきちんと対処しておけばと後悔しています。」

急激に体重が減少すると、栄養失調で身体の各所に不調をきたします。「食欲が無い」というのも、実はこういった事態につながるかもしれないんです。

筆者

関西の保育園で、保育士としてはたらくアラフォー女性です。毎日、家事に育児に仕事に・・・と奮闘中です。

幼稚園、院内保育での勤務経験もあり。保育のコツや転職のコツについてご紹介していきます。

まとめ

いかがでしたか?

このような声を聞いていると、本当にうつ病というのはこわい病気だな、と言うのを感じてもらえたかと思います。

しかもとても恐ろしいことに、こういったうつ病は身近な病気なんですよね。次回は、うつ病を予防するために、うつ病の段階で起こることについてまとめています。

なんか最近ちょっと、と思っていたら、気づかない間に深刻なレベルになっていた、というのがうつ病です。

自分が当てはまっていないか不安な方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

保育士のうつ病

保育園に2~3人!?意外に多い「保育士のうつ病」(割合編)

今日は保育士さんに多い「うつ」の症状について紹介しようと思います。

保育士をやっていると、ストレスが多い毎日です。園長先生や主任とのやり取り、保護者の方とのコミュニケーション、残業・・・どんどんストレスが溜まっていきます。

今日も疲れたなぁ、と思うことも多いかもしれません。

どんなに疲れても、家に帰ってリフレッシュしたら、次の日また元気に保育園へ出勤できる!と言う場合は大丈夫なのですが、何日も暗いような気分が続いたり、もう会社を辞めてしまいたい、もう仕事に行きたくない、と思うようになってしまったら要注意です。

保育士のうつ病
保育士のうつ病

意外に多いうつ病

現在、うつ病というのは珍しい病気ではないんです。

調べによると、大体13人に1人が「一生のうち1回以上うつ病を経験する」と言われています。13人に1人!とても高い割合ですよね。

また、実は、男性よりも女性の方がうつ病になる確率は高いんだそうです。

理由は、女性のほうが「感情豊かなコミュニケーション」をすることにあります。もちろん個人差もありますが、一般的に女性のほうが、他の人に対して共感したり、受容したり、という能力が高いです。

そのためストレスをためやすく、しかもためたストレスを解消することが上手でない、と言われています。

保育士はうつになりやすい職業

こんなに多いうつ病の患者さんですが、その中でも「保育や介護のに関わる仕事についている人」が最もうつ病になりやすいと言われています。

まさに、このブログをご覧になっている保育士さんたちは、ど真ん中に該当していますよね。

具体的な割合で言うと、おおよそ11%もの人が「うつのような症状」をうったえているそうです。11%と言うと、かなり高いですよね。

だいたい1つの保育園に換算すると、小規模でも職員さんは20名弱くらいいらっしゃるので、2〜3人はうつ症状の人がいる、という計算になります。

職場の人のことを思い浮かべてみてください。いわゆる「うつ」っぽい人は見当たらないかもしれません。でもそれは、うつ症状はすぐに表情やしぐさに現れるものではないからなのです。よくよく考えてみると、

「そういえば最近あの人元気ないな・・・」「いつも疲れたような顔をしている人がいるな」という保育士さんが思い浮かぶかもしれません。

筆者

関西の保育園で、保育士としてはたらくアラフォー女性です。毎日、家事に育児に仕事に・・・と奮闘中です。

幼稚園、院内保育での勤務経験もあり。保育のコツや転職のコツについてご紹介していきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

うつというのは、特殊な病気ではなく、だれでもかかりえるような身近なものなのだというのがよくわかりますね。

「自分はポジティブだから大丈夫!」と思っていても、本人が気づかないうちにだんだんと調子が悪くなってくるのがうつ病の特徴でもあります。

うつ病は、ほうっておくと重症化し、治療期間が長引いたり治りにくいものになったりする可能性もある病気です。早め早めの対応と予防を心がけましょう。